■Ramaria sp. (ホウキタケ属 No.001)

■ 2008年10月18日 撮影

実はこの系統は今まで幾度と無く見た事が有ります。見覚えありまくりでした。
全体的にやや黄色を帯びた白色で、古くなると褐色を経て黒色になります。
あまり大型にならないようで、大きくても高さが10cmを超える事はまれです。
ハナホウキタケとしてくくって掲載していましたが、分離させました。

私の地元ではホウキタケを「ネズミアシ」と言う地方名で呼んでいます。
ただその中でもアカとシロが有るようで、これはその見た目の色だそうです。
アカが一般的なホウキタケだとすると、これがシロなのかな?と思っています。


■ 2008年10月18日 撮影

先端部分を拡大してみました。枝分かれは少なく一本一本も短いです。
成熟すると枝分かれの先端に黒色に変化した部分が出来てきます。

食べられる可能性は捨て切れませんが、不明種である以上は食毒不明です。
ただ赤字にはしないでおきます。だったら良いな、と言う希望的観測ですね。

■ 2008年10月18日 撮影

白色系統の成れの果てです。何か全く印象が違ってしまっていますね・・・。
古くなるとこのように株全体が褐色〜黒色になって汚らしくなってしまいます。
もう少しすると全体が脆くなり、ボロボロと崩れて消滅してしまいます。

■ 2009年08月28日 撮影

恐らく同系統でしょう。幼菌なので先端が黒くありません。
実はこの白色系統が個人的に一番気に入ってたりします。

■ 2011年09月18日 撮影

毎年同じ場所に大きな群生を作ります。曇っていたので露出のせいか色が淡い?
若い内は綺麗な象牙色なのですが、すぐに暗色になり、汚くなってしまいます。
この個体群はまだ比較的幼菌に近く、枝分かれが始まったばかりのようです。

■ 2012年07月16日 撮影

この種の写真はほぼ全て同じ場所で撮影されたモノ。他の場所では見ません。
今まではスルーしていましたが、変色や胞子まで見た方が良いのかもね・・・。

■ 2012年09月15日 撮影

ホウキタケの仲間は菌輪を描く事が多いですが、本種はとりわけそうですね。
発見した個体群の大半が1列に並んでいます。ブレないヤツなのでありがたい。
横に収めると写真が小さくなるので、どうしても縦の構図で撮影したくなります。
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