■Russula sp. (ベニタケ属 No.001)

■ 2009年07月25日 撮影

いつものフィールドで見慣れないベニタケ科キノコを発見。若干怪しいですが。
広葉樹林内に発生する大型菌。最初はアカカバイロタケだと思っていました。
図鑑とは違うなと思っていましたが、やはり同種と思えないので、不明種に移転。

傘の表面は赤褐色でつやは無く、時に細かな点状斑が現れます。
このフィールドの個体はほぼ赤褐色の地に黄色っぽい斑点が見られます。


■ 2009年07月25日 撮影

ひだも柄も白色。柄の太さが凄いです。香りは特に不快ではありませんね。
アカカバイロタケは不快なニシン臭がするはずなので、やはり別種でしょうか。

不明種ですので食毒不明ですが、猛毒種とは縁が遠いように感じます。
古い個体はやや粉臭いかな?肉質も脆く、無毒でも食用には適さないかも・・・。

■ 2009年08月06日 撮影

前回とほぼ変わらない場所でまた発見しました。大きいのでやたら目立ちます。


■ 2009年08月06日 撮影

傘は老成しているためか不規則に波打ち、所々傷みも生じているようです。
色は赤褐色と言うよりオレンジ色ですね。細かなシワが見られます。
と言うかこの段階で既に少し臭ってます。明らかにキノコの臭いじゃない。
どうやら若い内は臭わないみたいです。やはりアカカバの近縁種かな?


■ 2009年08月06日 撮影

裏返すために持ってみると意外と軽い。柄に赤みが差すのが特徴的です。
これはアカカバには絶対に見られない特徴であり、別種と見て間違い無さそう。
香りを嗅いでみると・・・うん、凄くクサい。なるほど、確かに干物っぽいか。
面白いのがひだです。分岐したり繋がったり切れたりと乱れが凄いです。

■ 2010年07月18日 撮影

昨年と全く同じ場所で発見しました。斑点の有る傘・・・間違い無くヤツです。
やや乾燥気味の日々が続いていたので、傘がヒビ割れて凄い事になってます。

■ 2011年10月02日 撮影

今まで1ヶ所でしか発見していませんでしたが、隣の隣の街の自然公園で発見!
地面に埋まっていましたが、一目見てその傘の模様とサイズで確信できました。
傘が開き切っていない状態でも10cmを超えるこの重厚感は他に有りませんね。


■ 2011年10月02日 撮影

裏返してみました。ひだや柄が色付く特徴もちゃんと出ていて間違い無しです。
香りを嗅いでみると確かに香りますね。分布は意外と広いのでしょうかね?

■ 2012年07月14日 撮影

ホント毎年同じ場所に出ますね・・・。初発見以来毎年欠かさず会ってます。
結構大きいので遠目に見ると何か大型の果実が転がってるように見えます。
かなり人目に付く場所なのですが、不思議と蹴られません。背が低いからかな?
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