■Russula sp. (ベニタケ属 No.004)
■ 2016年07月16日 撮影 存在すら知らなかったベニタケです。シイなどの照葉樹林に発生します。 比較的発生が珍しく、ネットで調べても情報はまだ少ないようですね。 以前からミツイロベニタケやモモアシベニタケの「仮称」で知られていた種。 その穏やかな外見に似合わないその性質は、一見の価値有りと思われる。 あくまでも名前は愛好家間の通称の段階で、今後の研究結果が期待される。 ■ 2016年07月16日 撮影 傘表面は白い粉を噴いたような質感で、彩度の低い赤紫色〜黄土色。 個体差は有るがもっと全体が紫のものや、逆に黄土色のものまで存在する。 この段階ではカワリハツの紫タイプにそっくりで、見逃してしまいそう。 ■ 2016年07月16日 撮影 裏返してみると良く分かるのが本種の大きな特徴であるピンク色の柄。 「桃足」の仮称はここから付いています。愛らしい色合いですね。 ひだは白色〜クリーム色。柄との境界部でくっきり色が分かれます。 ■ 2016年07月16日 撮影 更にか拡大してみました。本種最大の特徴、お分かりになられましたか? そう、何と本種はクロハツのように強い黒変性を持っているのです。 しかし色合い的には他の黒変性を持つ種とは縁遠いように見えます。 見た目イロガワリベニタケあたりと近縁なのかな?謎が多い種ですね・・・。 「ミツイロ」は恐らくフタイロをもじった「三色」の意味だと思われます。 でもこの3色はどう言う意味でしょうね?傘の2色と柄?それとも黒? 不明種ですので食毒不明とします。まぁ黒変するし美味しくなさそうかな? ただ黒変するベニタケの中には有毒種も含まれるので安易に食さぬよう。 |