■Russula sp. (ベニタケ属不明種No.004)

■ 2017年08月11日 撮影

登山道の階段の段上に生えていた、奇跡的に踏まれなかったラッキーな奴。
そう言えば以前はニセクロハツとして間違えて載せていることも有りました。
広葉樹林地上に発生する大型のベニタケ属菌。結構な頻度で見かけます。
見応えの有る種ですが正体分からず。良い写真が取れたので個別ページ化。

外見的にニセクロハツに近い種は複数確認されており、本種はその代表?
形状は所謂「クロハツ系」ですが、全体に明るい色をしていたらコイツかも。


■ 2017年08月11日 撮影

傘表面は淡黄褐色でクロハツ系のベニタケとしてはかなり明るい色です。
雨に濡れて吸水したり、老成したりすると全体的に暗赤色になるようです。


■ 2017年08月11日 撮影

裏返してみると柄はほぼ白色か、傘よりもやや淡い褐色。ひだは極めて疎。
ひだは全体的にはクリーム色がベースで、ほんのりと肌色を帯びています。
注目すべきは肉に赤変性がほとんど無いこと。傷付けても変化無しです。
しばらく放置するとほんのりと赤くなったかな?程度しか変色しません。

不明種ですが近縁種的に有毒の可能性が高いため赤字で食毒不明とします。
毒性も同様の可能性が有り、致命的かも知れませんので摂取は絶対ダメです。
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