Alexandrite/アレキサンドライト
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20100127 Malischevo, Tokowaya-River, Ural, Russia

希少宝石として名高い「アレキサンドライト」です。皇帝の名前ですね。
アレキはクリソベリル(金緑石)の変種。クリソベリルも黄色の宝石です。
その特異な性質から極めて人気が高く、良質の標本は入手困難です。

ちょっとお値段ははりましたが、購入を決意しました。見逃せませんでした。
産地を見れば分かりますが、産地はウラル。そう、貴重な原産地標本です。
母岩は雲母片岩で構成されており、そこに埋まるように無数のアレキが点在。
透明度は低いですが、光にかざすと色合いが良く分かります。


20091226 Malischevo, Tokowaya-River, Ural, Russia

流石は原産地標本。タンザニア産の薄い色合いの結晶とはケタ違いです。
薄っすら赤色っぽくなると言うレベルではありません。色の変化が凄い。
深緑の結晶が白色電球の光を当てると明らかな赤紫に変化します。


20100127 Malischevo, Tokowaya-River, Ural, Russia

恐らくウラル産の標本としては非常に透明度の高い物と思われます。
強い光りに当てなくても、そのアレキ特有の色合いが良く分かります。
1cm近い透明度の高い結晶が全体に見られる、リッチな標本です。
雲母片岩の貫入が少ないため、高い透明度が得られたようです。
ほとんどの標本は透明感が無いため、貴重な標本だと思われます。


20100127 Malischevo, Tokowaya-River, Ural, Russia

白熱電球下ではカラーチェンジを起こします。変化はそんなに大きくないです。
デジカメは肉眼よりも光の変化を敏感に感じ取るため、かなり赤く見えます。
実は透明感が有るほど色の変化が分かりにくいです。これはしかたないです。
しかし光源を変えたとたんに緑色っぽさが消え去る様は圧巻ですよ。
結晶によって若干変色に差が有るようで、中には濃い紫色になる部分も。


20091226 Malischevo, Tokowaya-River, Ural, Russia

意外と知られていませんが、本鉱の純度の高い結晶には蛍光性が有ります。
長波紫外線を照射すると、結晶部分が赤く蛍光します。比較的明るいです。
この特徴は実際に本鉱の鑑定方法としても利用されています。