Annabergite/ニッケル華
Ni3(AsO4)2・8H2O


20100130 Lavrion District, Attiki Prefecture, Greece

現在は「アンナベルク石」とも呼ばれるようになって来ているようです。
化学式はほとんどコバルト華と同じ緑色の鉱物「ニッケル華」です。
見ての通りCoがNiに置き換わっただけの鉱物で、花のような結晶になります。
コバルト華とは異なり、結晶が太く、針状ではないのも特徴的です。
また稀に大型化するコバルト華とは異なり、本鉱は大型結晶にはなりません。
思ったより扱っている店舗が少なく、入手はやや困難な部類に入ります。


20100130 Lavrion District, Attiki Prefecture, Greece

拡大してみました。これ以上接近する事ができませんでした。申し訳無い。
結晶は独特な深みの有る緑色で透明感が有り、先端は斜めになっています。
元素一つ違うだけでここまで違った鉱物になると言うのが興味深いですね。