Cerasite/桜石
KAl2AlSi3O10(OH)2 + (Mg,Fe)5Al(Si3Al)O10(OH)8


20100504 京都府 亀岡市 湯の花

厳密には純粋な鉱物ではないのですが、この名前で掲載したいと思います。
我が国で産出する珍しい産出の形、俗称「桜石」。英名も「cherry stone」です。
桜の花のような形状になりますが、花弁の枚数は6枚であり、化石ではありません。
実際は六角柱状の菫青石が変化した仮晶であり、白雲母と緑泥石から成ります。


20100504 京都府 亀岡市 湯の花

分離結晶での販売が多いですが、母岩付きの美しい標本が手に入りました。
母岩はホルンフェルスと呼ばれる堆積岩由来の変成岩で黒く脆いのが特徴。
綺麗に6枚の花びらのようになっており、中心に芯のような部分が有ります。
奥行きが有るのが分かりますか?実は金太郎飴のように内部まで続いてます。


20100504 京都府 亀岡市 湯の花

中央部が無い物も有ります。色も普通は白色ですが赤みを帯びる事も。
中には桜の花のような淡いピンク色になる物も有り、価値が高くなります。


20100504 京都府 亀岡市 稗田野町 奥条

本当は「薭」には「くさかんむり」が付くのですが、HTMLにできませんでした。
こちらは大きめの分離結晶。小さなショップで随分前に購入しました。
その時に店員さんが「非常に珍しい」と仰っていた意味、今分かりました。
ご存知の方も居られるとは思いますが、稗田野の桜石は国の天然記念物です。
現在は採取禁止のため、それ以前の現存している物しか入手できません。
この奥条と桜天満宮以外場所での採取は現在でも可能のようです。


20100504 京都府 亀岡市 稗田野町 奥条

母岩付きが欲しい所ですが、ここは贅沢を言うべきではないですね。
この標本は中央の六角形が大きくはっきりしているため雰囲気が違います。