Cinnabar/辰砂
HgS


20100202 Chatian Mine, Fenghuang, Hunan, China

非常にお手頃なお値段で手に入れる事ができた、水銀化合物「辰砂」です。
かつては日本でもイトムカ鉱山など、多くの鉱山で採掘されてきました。
見事な緋色と金属光沢とも呼べるような強烈な光沢を持つ美しい鉱物です。
成分は硫化水銀。水には溶けにくいので、さほど慎重にならなくても大丈夫。


20100202 Chatian Mine, Fenghuang, Hunan, China

拡大してみました。鋭角的な結晶構造が良く分かる良い標本でした。
実は透明感が有るのですが、表面の光沢が強過ぎて中が見えません。
暗所で横から光を当てると真っ赤に輝き、その美しさに息を飲みます。
母岩は真っ白な苦灰石です。中国産はこう言う標本が多いです。
流通する標本では、結晶が見えない母岩と混在した標本が多いようです。
個人的には混合している物より単結晶が好きなので、嬉しい買い物でした。


20100202 Chatian Mine, Fenghuang, Hunan, China

透かして見るとこの通り。かなり透明感が有ります。
かつては染料・顔料としても使われていたそうです。