Diamond/ダイヤモンド
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20100226 Diamantina, Minas Gerais, Brazil

言わずと知れた最も高価な宝石、和名「金剛石」こと「ダイヤモンド」です。
成分は黒鉛と同じ炭素なのですが、最大の特徴はその硬度に有ります。
鉱物の硬さを示すモース硬度で最高の10を誇り、天然では最も硬いです。
これは炭素原子が立体的な共有結合を作り、密度が非常に高いためです。
この硬度は宝石としてもですが、産業的にも様々な用途が有ります。

ちなみにダイヤモンドはルビーサファイアのモース硬度9を上回る硬さです。
モース硬度での数値差は1ですが、9は8の2倍、10は9の4倍の硬度が有ります。
故に9と10の差だけが極端に大きく、本鉱が飛び抜けて硬いのが分かります。
しかし4方向に完全な劈開を持つため、瞬間的な力で容易に割る事ができます。


20100226 Diamantina, Minas Gerais, Brazil

ブラジル、ディアマンティナ産の礫岩中に見られるダイヤモンドの結晶です。
小型で透明度の低い結晶は多く出回りますが、透明度が高い結晶は極めて稀。
自然のままの状態でもこれほどの輝きを見せるのは流石と言う感じですね。
ダイヤモンドは屈折率が2.42と他の鉱物に比べて非常に高いのが特徴です。
このため結晶内に侵入した光は内部で全反射してから外に出て行きます。
表面反射、強い光、虹色の光が生まれ、あの独特な輝きを作り出します。

本鉱は爆破によって採掘されるため母岩から取れてしまう事が多いです。
また標本にするよりカッティングに回す方が価値がうんと上がります。
他にも様々な要因が有り、母岩付き標本は中々市場に出回らない貴重品。


20100226 Diamantina, Minas Gerais, Brazil

一般には知られていませんが、ダイヤモンドは紫外線によって蛍光します。
写真は長波UV照射時です。色は様々ですが青色である事が多いようです。
長波でもあまり明るくないですが、短波UVでは更に蛍光が弱くなります。