Dioptase/翠銅鉱
Cu6(Si6O18)・6H2O


20100130 Altyn-Tyube, Qaraghandy Oblysy, Kazakhstan

呼び名は「ダイオプテーズ」の名前の方が「翠銅鉱」よりも有名でしょうか?
産地はカザフスタン。非常に美しい結晶群です。母岩とのコントラストが美しい。
銅を含む鉱物には緑色の美しいものが多いですが、本鉱は特に素晴らしいですね。
独特な深い緑色と透明感。そして結晶の形状と光沢がそれらを更にひき立てます。


20100130 Altyn-Tyube, Qaraghandy Oblysy, Kazakhstan

拡大しなくても良いくらいなのですが、ここは敢えて拡大させて頂きます。
シャープな形状が堪りませんね。このやや青みがかった緑色は特徴的です。
残念ながらモース硬度が「5」と低いので、ジュエリーとしてはやや不向き。
それでもその美しさ故に、観賞用としてカットされるほど。納得ですね。


20100130 Altyn-Tyube, Qaraghandy Oblysy, Kazakhstan

裏側の一部にも細かな結晶が付いています。母岩が透明な石英なので映えますね。
化学式を見れば分かりますが、本鉱は銅と珪素と酸素のみからなる珪酸塩鉱物。
たったこれだけの組成で何故こんな美しい色合いが出るのか・・・。不思議です。


20100130 Altyn-Tyube, Qaraghandy Oblysy, Kazakhstan

値段的に超お手頃だったのですが、それ以上の価値は有ったと思います。
サムネイルサイズの小さな標本なのですが、結晶が非常に美しいのです。
前面を覆い尽くす典型的な物も良いですが、こう言う標本も眺め甲斐有り。


20100130 Altyn-Tyube, Qaraghandy Oblysy, Kazakhstan

付いている大きい結晶はたったの3個。本鉱標本としてはかなり少ないです。
ダイオプテーズは元々母岩表面を覆うように結晶が密集する事が多いので。
注目すべきは結晶のサイズ。長さ8mmで結晶の厚みも4mmほど有ります。
大きくても4〜5mmにしかならない本鉱としてはかなりの大きさです。
光にかざすとその美しさに思わず息を飲みますね。お気に入りの標本です。