Goethite/針鉄鉱
FeO(OH)


20100130 Taouz, Er Rachidia Province, Meknes-Tafilalet Region, Morocco

名前に「針」と言う字が含まれるように針状結晶を作る鉱物「針鉄鉱」です。
ただしその形態は多種多様で、他にも仏頭状や他鉱物の仮晶も存在します。
ターガイト、虹の石、エジプトの星と呼ばれるものも正体は本鉱です。
またインクルージョンとしても有名で、代表的な物はストロベリークォーツ。


20100130 Taouz, Er Rachidia Province, Meknes-Tafilalet Region, Morocco

どこが「針」だと言いたい標本ですが、これでもれっきとした針鉄鉱です。
微細な結晶が放射状に広がったため、このような球形になっています。
赤鉄鉱もでも同様の標本が多く見られますが、やはり赤みが少ないです。
光沢が非常に強いため、撮影時に自分の手が写り込んでしまっています。


20100130 Taouz, Er Rachidia Province, Meknes-Tafilalet Region, Morocco

極めて細かい結晶が放射状に成長したため、このような仏頭状になります。
横から見ると母岩から放射状に広がった本鉱の様子が良く分かります。


20120104 Carratraca, Malaga, Spain

針鉄鉱を載せた時からずっと手に入れようと探していた黄鉄鉱の仮晶標本です。
我が国でも「武石」と言う名前で産出しますが、この産地の物は非常に大型です。
連晶が仮晶になっているため、標本は幅13cm。最大結晶も一辺が2.5cm有ります。


20120104 Carratraca, Malaga, Spain

本鉱は言わば「赤さび」なので風化に弱く、多数の亀裂が入った標本が多いです。
針鉄鉱の光沢を残した結晶も産出しますが極めて稀で、美しい標本は少ないです。
この標本は結晶のシャープさがちゃんと残っており、亀裂も少ない良品ですね。