Lepidolite/リチア雲母
KLi1.5Al1.5AlSi3O10F2 or KLi2AlSi4O10F2


20100202 Itinga, Minas Gerais, Brazil

雲母シリーズの仲間、組成内にリチウム(Li)を含む「リチア雲母」です。
校庭の砂の中にキラキラ光る雲母と同じグループですが、随分姿が異なります。
化学式が2つ書かれているのは、Lepidoliteには2種類が含まれるためです。
前者が「Trilithionite/トリリチア雲母」。後者が「Polylithionite/ポリリチア雲母」。
違いは簡単、後者の方がリチウムの含有量が多く、紫外線で蛍光を示します。


20100202 Itinga, Minas Gerais, Brazil

拡大してみました。姿は違えど雲母ですね。綺麗に板状になっています。
色はレモンイエローで、驚くほど透明度が高く、まるで宝石のようです。
蛍光を示さないため、恐らくトリリチア雲母であると考えられます。
問題は結晶が非常に薄いため、雑に扱うと手を切ってしまう事でしょうか。