Torbernite/燐銅ウラン鉱
Cu(UO2)2(PO4)2・8-12H2O


20080525 Kolwezi District, Democratic Republic of the Congo

燐灰ウラン鉱と並ぶ代表的な放射性鉱物、緑色が美しい「燐銅ウラン鉱」です。
化学式を見ると分かりますが、燐灰ウラン鉱の「Ca」が「Cu」に置き換わっています。
この標本は握り拳よりも大きい大型標本。お手頃価格で入手できたと思います。
母岩全体に比較的大き目の結晶が無数に散らばり、見応え抜群の標本です。


20080525 Kolwezi District, Democratic Republic of the Congo

表面を拡大するとこのような感じになっています。結晶の数など数え切れませんね。
結晶はかなり薄く透明で、形状は見事な四角形。緑色のガバーガラスのようです。
これらが積み重なった産出形態が多いですが、その場合は透明感は失われます。


20080525 Kolwezi District, Democratic Republic of the Congo

別の結晶群です。内部は燐銅ウラン鉱の晶洞のような状態になっています。
パッと見では分かりませんが、あちこちに隙間が有り、中を覗くと結晶がびっしり。
恐らく内部の見えない部分にもかなりの結晶が埋もれているのでしょう。
覗いてみると、大きな板状結晶に微細な結晶が乗る姿が確認できますね。


20080525 Kolwezi District, Democratic Republic of the Congo

結晶が見えやすい部分が有ったので拡大してみました。非常に美しいです。
この結晶群は透明度が高いので、角度を変えると後ろの石が透けて見えます。

本鉱は大型なだけでなく、標本自体が比較的強い放射性を持っています。
とは言え複数の結晶が積み重なった構造の物に比べれば放射性は弱いです。
普段は部屋の角に置き、前に鉛板を置いて極力放射線を遮蔽しています。
余談ですが以前、撮影中に標本に近かった左手が熱く感じる事が有りました。