■Lactarius zonarius (キカラハツモドキ)

■ 2010年10月10日 撮影

最初はキカラハツタケだと思ったんですが、ここでふと疑問が浮かびました。
キカラハツは亜高山帯の針葉樹林特有のキノコ。でもここは里山の自然公園
んで色々探し回った結果、キカラにそっくりなキノコが存在する事が分かりました。
その名も「黄辛初擬」。そのまんまでした。発生環境意外にも相違点が有ります。

まず傘ですが、色は淡黄土色で同じですが、傘の周囲に毛が有りません


■ 2010年10月10日 撮影

裏側もキカラハツに似てるんですよね。ひだはクリーム色で分岐が多いです。
柄は傘より淡色で表面にはあばた状の凹みが所々に見られます。


■ 2010年10月10日 撮影

決定的な違いは乳液の色ですね。白色なのはキカラハツと全く同じです。
しかしキカラが白から黄色に変化するのに対して本種は変色しません
すぐに名前が出て来なかった辺り、まだまだ知識不足なんだろうなぁ・・・。

この手のチチタケ属は辛味が強すぎて食不適です。「辛い」と言うか「痛い」。
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