■Phellinus gilvus (ネンドタケ)

■ 2006年12月15日 撮影

本種を見た人は多いのではないでしょうか?全世界、広範囲に分布するキノコです。
自分も今まで飽きるほど見ましたが、中々良い形状の個体が見られず。初ヒットです。

全体的に黄褐色〜暗褐色なのが最大の特徴。この独特な色合いは印象に残ります。
そしてこの表面!まるで土をこねて木に貼り付けたような荒い表面を持っています。
これは毛ではなく、表面に剛毛状の突起がビッシリ生えているためです。突起です。
なので表面を触ってもザラザラしています。ここまでの特徴でかなり絞り込めます。
近縁種のネンドタケモドキは剛毛が見た目に長く、区別は容易です。


■ 2006年12月15日 撮影

裏側は管孔でかなり細かいです。色は傘表面と大きく変わりません。
こうして見ると本当にそこいらの土をこねただけのように見えます。

このテのキノコは基本的に食えません。これ書く必要有るんだろうか・・・?

■ 2007年12月15日 撮影

寒さと乾燥で軟らかいキノコを見かけなくなった12月。貴重な存在っすよ。
しかも雨が少ないので傘の汚れや傷みが少なく、硬質菌には良い季節です。
この個体はちゃんとした傘を形成してました。傘のボサボサが良い感じ。

■ 2009年02月28日 撮影

山の中を歩いていたら、遠くからでも良く分かった異様な色の切り株・・・。
近付いてみると本種に覆われていました。一部カワラタケも混在していますね。
どこにでも有る一般種ですが、ここまで群生されると流石に見応えが有りますね。


■ 2009年02月28日 撮影

裏側です。管孔ですね。管孔部だけ傘より色が黒っぽいです。
根元から折ったので肉が見えてますが、肉の色は傘と同じでした。
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