■Russula flavida (ウコンハツ)

■ 2009年07月19日 撮影

やっと綺麗な個体に出会えた・・・。雑木林の中で明らかに不自然な鮮黄色。
今までも何度か見かけたんですが、不思議なくらい痛みが激しくて掲載断念。
和名の「鬱金初」ですが、当然ながらこのウコン色が由来になってます。
実はこのコはベニタケの仲間です。ここまで眼に来る黄色は珍しいですねー。


■ 2009年07月19日 撮影

傘を拡大してみました。つや無しの綺麗なうこん色。


■ 2009年07月19日 撮影

裏側です。傘もうんこ・・・じゃなくてうこん色ですが、なんと柄もうこん色です。
似た色のキノコは多いですが、本種は乾燥してもこの色がほとんど褪せません。
形はまさしくハツですね。傘や柄は黄色でも、ひだは真っ白で綺麗です。

辛味を持つ種が多いベニタケ科ですが、本種はありがたい事に辛くないです。
でも食えるかと言うと食不適。全体的に不快臭が有ってちょっとムリ。
ちなみに名前に「ウコン」とありますが、味も香りも全く無関係ですからね。

■ 2007年07月05日 撮影

初発見の際の幼菌です。このサイズでも本種だとすぐ分かりました。

■ 2010年07月24日 撮影

小型で少し色が薄いですが、一目見て本種と分かるこの独特なうこん色。
久々の発見。以外と発生地点が限られており、3ヶ所くらいしか知りません。
特に今年は雨が少なく全体的にキノコが少なかったので、見れただけでも満足?
ちなみに右に見える粉っぽいのは朽ち果てたノウタケの老菌。コレは良く見る。


■ 2010年07月24日 撮影

そう言えば近めの裏側画像が無かったですね。柄の鮮やかさが眩しいっ!
ひだは上生。白色で徐々に汚れます。ひだの間隔は狭くもなく広くもなく。
撮影していると確かにしますね、不快臭。まぁ見るためのキノコですね。

■ 2011年08月06日 撮影

いつ見てもホレボレする美しさ。森の中のこの鮮黄色の違和感たるや・・・。

■ 2011年08月26日 撮影

比較的老菌ですが鮮やかな色は健在ですね。雨で脱色しにくいみたいです。
傘も柄も鮮やかな黄色系なのに、ひだだけ真っ白で整った形状なのが好きですね。
成長しても傘の周囲に条線が見えにくい種ですが、ここまで反るとハッキリ。

■ 2012年08月25日 撮影

同じフィールドなのですが、随分離れた場所で発見。このポイントは初です。
不思議と寄り添って生える事が少なく、派手なのに写真映えしないのが難点。

■ 2013年09月13日 撮影

今年も大体同じ場所で発見しました。で、掲載作業してて気が付きました。
そう、本種って全然群生してないんです。多くても近くに1株有るくらい。
図鑑でもベニタケ科って群生写真が多いんですが、本種の特徴なのかな?
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